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盲導犬育成事業のボランティア

 我が東京たまがわロータリークラブは、10年ほど前から目の不自由な人達を間接的に支援したいとボランティア活動を行っております。
狛江市民祭りで又狛江駅前で募金活動を行ってきました。最初は、「盲導犬育成募金にご協力をお願いいたします」と、たったこの短いフレーズを発するのにどんなに勇気が要ったでしょう。寄付する側からお願いする側に立った途端、立場が逆転するとこんなにも違うのかと改めて感じたものでした。マッチ売りの少女になった気分で大変心細い気持ちでした。しかし、盲導犬の形をした募金箱に一人二人と寄付を入れていただくと勇気がわいてきて声も次第に大きくなっていったのを覚えております。小さいお子さんがお母さんやお父さんからもらって募金箱に入れてくれ、なけなしの小遣を入れてくれる心優しい小中学生、またヤンキーのような格好をした若者等など。勿論お年寄りから青年まで一般市民の多くの方に協力していただきました。これらの浄財はすべて日本盲導犬協会に寄付するところとなり、この原資が盲導犬を育て、目の不自由な人たちに役立つことが出来るところとなります。
 啓蒙活動の一環として、神奈川県港北区にある日本盲導犬訓練センターに地域の子供たちを引率して盲導犬を理解してもらう事にしております。施設の見学から始まり、目隠しをしながら盲導犬と一緒になって障害コースを歩いてみるなど体験学習を行い、また盲導犬の一生や人間との係わりなど盲導犬に関する説明をしていただいております。小・中学校の早いうちから理解していただき、自然に対応できる状況を作り上げたいと考えております。

原 忠昭 記